SEMINAR

SEMINAR学習・指導理論を応用したトレーニング指導のデザイン方法について

日程 2018年12月24日
時間 13:00〜18:00
定員 20名
申込締切 2018年12月20日
チケット ¥15,000
場所 東京都渋谷区代々木1-40-4 JGWビル2階 アールベース代々木店

スケジュール

第一部
時間 :13時00分〜14時00分
テーマ:

『運動スキルに影響する学習理論とストラテジー(スキルに対する心的イメージの構築)』

担当講師:早川 琢也

 

第二部
時間:14時10分〜15時40分
テーマ:『発達運動学の視点から回旋運動を向上させる【実技】』
担当講師:緒方 博紀

 

第三部
時間:15時50分〜16時50分
テーマ:『実技体験を通して、現場へ活用する上でのポイントや注意点を考える』

担当講師:緒方 博紀/早川 琢也

 

第四部

時間:17時00分〜18時00分
テーマ:『本日の振り返り、質疑応答』
担当講師:緒方 博紀/早川 琢也

 

各担当部門の詳細

メンタル部門(早川琢也)

今回のセッションでは、あらゆる指導現場で活用出来る学習理論をご紹介します。レクチャーの内容を第2部の実技で実践して、第3部で実際の取り組みを振り返る事で、ご自身の指導場面で応用出来るアイディアを見つけるきっかけを作る事を目指します。身近な例やスポーツ場面に置き換えた説明を通して、指導現場と理論のつながりが少しでも見えやすくなるように心がけていきます。 スポーツスキルを身につけるための練習は誰もが行なっている事ではありますが、「これだけの練習をしているのに、なかなか上達しない」と感じた事も少なからずあるのではないでしょうか?このような問題を解決する為に、このセッションではエキスパート(熟練者)と呼ばれる選手のスポーツスキルはどのように上達していくのか?スポーツスキルの上達をより促すために、指導者が具体的に行えることは?の2点に注目して、今後のスポーツスキルの練習・指導を向上させるためのアイディアをスポーツ心理学・教育心理学・運動学習などの観点から一緒に考えていきたいと思います。

 

【主な内容】

• エキスパート ラーニング モデルの紹介

→このモデルの特徴

→このモデルがスポーツスキル上達に有効な理由

• 意図的な練習と漠然とした練習の違い

→意図的な練習におけるポイントの紹介

• 明示的・暗示的学習法の紹介

→それぞれの学習法の特徴

→それぞれの学び方(練習の仕方)を通してどんなスキルが身につくのか

• 内的・外的フィードバックの活用(スキル上達のサポート)

→フィードバックの頻度

→フィードバックのタイミング

→結果に対するフィードバック

・パフォーマンスに対するフィードバック

 

ストレングス&コンディショニング部門(緒方博紀)

今回のワークショップでは、バレーボール、バドミントン、野球などの競技に必要なアームスウィング動作に焦点を当て、痛みの出ないより良いスキルを身につけるために役立つエクササイズ・プログレッションをご紹介します。

例えば手投げ、手打ちを修正したいと思っても競技練習だけでは難しいことがありますが、アプローチ方法を変化させることが動作の向上に有効な場合があります。そこでトレーニング指導者の立場から発達運動学の考え方を踏まえて動作の基礎となる体幹部の矢状面の安定性からどのようにアームスウィングスキルの獲得につなげていくかを考えていきたいと思います。

 

【主な内容】

・反復なき反復

・矢状面の安定性と同側運動、対側運動

・アームスウィング動作向上のためのプログレッション

・ローリングとスロー

・オブリークポジション

・座位+回旋運動

・片膝立ち+回旋運動

・スプリットスタンス+回旋運動

・ジャンプとヒット

 

 

※NSCA−CEU0.45、JATI継続単位2.5付与

※セミナー開催7日前のキャンセルにつきましては、返金いたしかねますのでご了承ください

※セミナー開催8日前までのキャンセルにつきましては、所定の手数料をさし引いた金額を返金いたします

 

※本セミナーは終了いたしました。お忙しい中ご参加いただき誠にありがとうございました。


講師

緒方博紀

国立スポーツ科学センター トレーニング指導員
修士(体育学)、JATI-ATI、CSCS、NSCA-CPT、JSPO-AT
1983年生まれ。国際武道大学スポーツトレーナー学科卒業、東海大学大学院体育学研究科修了、東海大学一般体育研究室非常勤助手、NECレッドロケッツ トレーニングコーチ、JTマーヴェラス S&Cコーチを経て2016年6月より現職。

現在、国立スポーツ科学センターにてバドミントンナショナルチームなど数多くのトップアスリートの指導に携わっている。バドミントンナショナルチームはリオオリンピック以降、数多くのメダルを世界レベルの大会で獲得しており、トレーニングサポートに置いて多大な貢献をしている。

また、全国から多数のセミナー依頼を受けており、人材育成にも力を注いでいる。

緒方博紀
講師

早川琢也

2009年東海大学大学院体育学研究科修了。パフォーマンス発揮・発達の応用スポーツ心理学を学ぶ。

2014年8月より米国テネシー大学運動学科スポーツ心理学・運動学習プログラム(修士)にて、心理的サポートとパフォーマンス発達の理論と応用について研鑽を積む。

2016年8月より米国テネシー大学教育・カウンセリング心理学科の学習環境・教育心理学プログラム(博士)にて、学習・指導デザインの理論と応用を学び、学習・指導理論のスポーツ場面への応用の研究に努める。

アメリカで学んだ「選手・指導者が抱える心理的な課題に対してあらゆる角度から深く理解する事を何よりも大切にする」「個々の課題に応じて、学術理論をベースにしたトレーニング方法の提案」「選手・指導者が自らのパフォーマンスの問題解決が出来るようになる為のアプローチ」のヴィジョンを基にした、パフォーマンス発揮・スポーツスキル上達の為の心理的サポートが特徴。

研究フィールド:指導・学習デザイン(指導・学習に関するモチベーション、自主的学習を促すための理論とその応用、スポーツスキル習得の効果を高める為のメンタルトレーニング、振り返り(リフレクション)のスポーツスキル習得への活用)

心理的サポート実績:中学・高校バスケットボール部、県選抜バスケットボールチーム、大学卓球部、アルペンスキーヤー、剣道選手

早川琢也

会場 日本、東京都渋谷区代々木1-40-4 JGWビル2階